ピョンチャンオリンピックの
新種目、スノーボード
女子ビッグエア
決勝に
出場した
岩渕麗楽選手。
高校1年生の
16歳は
4位、
2回目と
3回目で
着地に
失敗してメダルにはあと
一歩及びませんでしたが、「
攻めた
結果だから、
後悔はしていない」と
前を
向きました。
身長1メートル
49センチの
小柄な
体をめいっぱい
使った
高い「エア」が
持ち味の
岩渕選手は、
初めてのオリンピックながら
予選3位で
12人で
争う
決勝に
進みました。
新種目のビッグエアは、急斜面を滑り降りて空中に飛び出し、技の難易度や完成度などを100点満点で採点します。決勝では12人が3回ずつ滑走し、それぞれ高いほうから2回の得点の合計で競います。
岩渕選手は、決勝の1回目では利き足と逆の足で踏み切って2回転半する技、「CAB900」をしっかりと決めて全体の4位につけ、好スタートを切ります。
メダル獲得を目指して臨んだ2回目には、1回目の技より難度の高い、縦に2回転しながら横に3回転する「バックサイドダブルコーク1080」の大技にチャレンジします。しかし、着地で手をついてしまい得点を伸ばせません。
それでも攻めの姿勢を崩さず、最後となる3回目にも着地を失敗した2回目と同じ、「バックサイドダブルコーク1080」を選び、あくまでレベルの高い技での勝負にこだわりました。しかしここでも着地を決められずに得点を伸ばすことはできませんでした。
結果はメダルにあと一歩及ばない4位でしたが、岩渕選手は、「3本目は勝ちたくて攻めた結果だから、やったことに後悔はしていない」と振り返りました。
そして今後に向けては「メダルに届かず、すごく悔しい結果になってしまったが、これが今の自分の実力。もっと練習してまた4年後にチャレンジしたいので、精神的にも技術的にも心、技、体、ぜんぶ今よりもっと強くなれるようにこれから頑張ろうと思います」と話しました。
まだまだ伸びる16歳は、攻めの姿勢を忘れることなく4年後の北京大会に向けて成長を続けます。