学校法人「
森友学園」への
国有地売却に関する
財務省の
文書が
書き換えられた
疑いがあると
一部で
報じられたことについて、
麻生副総理兼財務大臣は、
6日に
調査の
状況を
国会に
報告するとしながらも、
捜査中のため
詳細な
調査結果を
報告するのは
難しいという
認識を
示しました。
学校法人「
森友学園」に
国有地が
8億円余り
値引きされて
売却された
問題で、
契約の
際に
財務省近畿財務局が
作成した
決裁文書と、
去年2月に
問題が
明らかになったあと、
国会議員らに
開示された
文書の
内容に
違いがあり、
書き換えられた
疑いがあると
一部で
報じられました。
これについて参議院予算委員会で、民進党の足立政務調査会長が、調査の状況を5日中に委員会に報告するよう求めたのに対し、麻生副総理兼財務大臣は「あす、調査の方針や留意点などの調査の状況について報告させる」と述べました。
そのうえで麻生副総理は「報道が事実だとすれば、ゆゆしき事態だと認識しているが、今は捜査の途中だ。『個別に調査を』とよく言われるが、捜査当局からは『口裏合わせをするような話に取られかねないことから、控えるように』と言われている。捜査が終わらないと、個別な調査がなかなかしにくいというのは事実だ」と述べ、6日に詳細な調査結果を報告するのは難しいという認識を示しました。
また、財務省の太田理財局長は、書き換えの疑いが指摘されている決裁文書の最終的な決裁権者は、近畿財務局の管財部次長だったことを明らかにしました。