低気圧と
前線の
影響で
関東地方では
非常に
激しい
雨が
降っていて、
気象庁は、
大雨による
川の
氾濫や
土砂災害、
低い
土地の
浸水に
警戒するよう
呼びかけています。
北日本でも
激しい
雨が
降り
気温が
高くなる
見込みで、
雪どけによる
浸水や
雪崩に
十分注意が
必要です。
気象庁によりますと、
日本海と
本州の
南岸にある
前線を
伴った
2つの
低気圧に
向かって
暖かく
湿った
空気が
流れ込んでいるため、
東日本や
北日本の
広い
範囲で
大気の
状態が
不安定になり、この
時間、
関東地方を
中心に
発達した
雨雲がかかっています。
午前5時までの1時間に埼玉県が川口市に設置した雨量計で38ミリ、東京・練馬区で30ミリの激しい雨を観測しました。
神奈川県海老名市では午前4時前までの1時間に72.5ミリの非常に激しい雨を観測するなど、神奈川県ではこれまでの雨で土砂災害の危険性が非常に高まり、自治体が避難勧告などを出す目安とされる土砂災害警戒情報が発表されている地域があります。
大気の不安定な状態が続くため、東日本では昼前にかけて、北日本では昼すぎにかけて、雷を伴って激しい雨が降り、局地的に1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降るおそれがあります。
10日朝までに降る雨の量は、いずれも多いところで関東甲信と北海道で100ミリ、東北で80ミリ、東海で70ミリと予想されています。
北日本は太平洋側を中心に非常に強い風が吹く見込みで、最大風速は北海道で23メートル、東北で20メートル、最大瞬間風速は30メートルから35メートルに達し、海は大しけとなる見込みです。
南から暖かい空気が流れ込むため北日本でも気温が上がり、日中の最高気温は盛岡市で12度、北海道旭川市で11度などと、ところによって平年より10度前後高くなると予想され、積雪の多い地域では雪どけが急速に進む見込みです。
気象庁は、大雨や雪どけによる川の氾濫や土砂災害、低い土地の浸水、暴風や高波に警戒するとともに、落雷、竜巻などの突風のほか、積雪の多い地域では雪崩にも十分注意するよう呼びかけています。