村岡選手は出場した8人の選手のなかでいちばん最初にスタートし、レース中盤に大きくはねる場面もありましたが、しっかり修正して最後まで滑りきり、銅メダルを獲得しました。
村岡選手は10日の滑降の銀メダルに続く、今大会2個目のメダル獲得です。
金メダルは、ドイツのアンナ・シャッフェルフーバー選手で,10日の滑降に続いての獲得となりました。銀メダルはオーストリアのクラウディア・レシュ選手でした。
アルペンスキー女子スーパー大回転の座って滑るクラスは、標高差585メートルの2キロ余りのコースを、専用のいすにスキーを装着して滑り降り、障害の程度に応じた係数をかけたタイムで争います。
村岡選手は出場した8人の選手のなかでいちばん最初にスタートし、レース中盤に大きくはねる場面もありましたが、しっかり修正して最後まで滑りきり、銅メダルを獲得しました。
村岡選手は10日の滑降の銀メダルに続く、今大会2個目のメダル獲得です。
金メダルは、ドイツのアンナ・シャッフェルフーバー選手で,10日の滑降に続いての獲得となりました。銀メダルはオーストリアのクラウディア・レシュ選手でした。
村岡「悔しさもあるが2個目のメダルはうれしい」
村岡桃佳選手は「きのうの銀メダルで気持ちとしては楽になったが、きょうは安心感よりも恐怖心があった。コースの設定が難しくて滑る前にイメージができず、『まだ行けた』と悔しさもあるが、2個目のメダルはうれしい」と話していました。
2日連続のメダル 村岡とは
アルペンスキー女子の村岡桃佳選手は21歳の大学3年生。座って滑るクラスでは日本唯一の女子選手です。
埼玉県出身の村岡選手は、4歳の時に脊髄の病気の影響で両足が不自由になり、中学生の時に父親・秀樹さんと参加した体験会をきっかけにチェアスキーを始めました。スキー経験のほとんどなかった秀樹さんに毎週のようにスキー場に連れて行ってもらうなど献身的なサポートもあってめきめきと上達し、高校2年生で日本代表入りしました。
世界トップレベルの男子のチェアスキー陣の先輩たちの滑りを見て学び、日本代表の志渡一志ヘッドコーチも「観察力と吸収力、それに理解力がある」と評価しています。
持ち味は安定したターンで初出場のソチパラリンピックでは大回転の5位が最高でしたが、今シーズンは、ワールドカップで表彰台に5回上がるなど実力をつけ、ピョンチャン大会の開会式では旗手を務めました。
そして10日の滑降で、初めてのメダルとなる銀メダルを獲得。表彰式の後には秀樹さんにメダルをかけて抱き合い、喜びを分かち合いました。