藤井ふじい六ろく段だん 過去かこ5人にんしかいない「全勝ぜんしょう・1期き抜ぬけ」かけ最終さいしゅう戦せん

これまでに９きゅう勝しょう０ぜろ敗はいとただ１いち人にん全勝ぜんしょうを守まもり、この組くみを１いち期きで通過つうかして１ひとつ上じょうの「Ｃし-級きゅう１いち組くみ」に進すすむことを決きめています。

藤井ふじい六ろく段だんは１いち５ご日にち、東京とうきょうの将棋しょうぎ会館かいかんで今年度こんねんどの順位じゅんい戦せんの最終さいしゅう戦せんに臨のぞみ、三さん枚まい堂どう達也たつや六ろく段だん（２に４よん）と対局たいきょくしています。

藤井ふじい六ろく段だんが公式こうしき戦せんで三さん枚まい堂どう六ろく段だんと対局たいきょくするのは２に回かい目めで、前回ぜんかいは敗やぶれています。

対局たいきょくは午前ごぜん１いち０ぜろ時じに先手せんての藤井ふじい六ろく段だんが飛車ひしゃ先さきの歩ふを突ついて始はじまり、序盤じょばんから駒こまがぶつかり合あう展開てんかいとなっています。

藤井ふじい六ろく段だんはこの対局たいきょくに勝かてば、Ｃし-級きゅう２に組くみの１いち期き抜ぬけを全勝ぜんしょうで果はたすことになりますが、日本にっぽん将棋しょうぎ連盟れんめいによりますとこれを達成たっせいした棋士きしは過去かこに５ご人にんしかいないということです。

１いち５ご日にちの対局たいきょくはそれぞれの持ち時間もちじかんが６ろく時間じかんあり、勝敗しょうはいは夜よる遅おそくに決きまる見通みとおしです。

順位じゅんい戦せんとは

順位じゅんい戦せんには「Ａえい級きゅう」から「Ｃし-級きゅう２に組くみ」まで５いつつのランクがあり、プロ入いりした棋士きしのほとんどは、まずはいちばん下かのＣし-級きゅう２に組くみに在籍ざいせきして、年としに１いち度どの昇級しょうきゅうをかけて、同おなじクラスの棋士きしと１いち０ぜろ局きょくを戦たたかいます。

藤井ふじい六ろく段だんがいるＣし-級きゅう２に組くみには、現在げんざい５ご０ぜろ人にんが在籍ざいせきし、このうち通算つうさん成績せいせきが３さん位い以内いないになった棋士きしが、１ひとつ上じょうのＣし-級きゅう１いち組くみに昇級しょうきゅうできます。

藤井ふじい六ろく段だんは、先月せんげつ１いち日にちの対局たいきょくで９きゅう勝しょう０ぜろ敗はいとした時点じてんでこの組くみの１いち位い通過つうかを決きめ、Ｃし-級きゅう１いち組くみに進すすむことになりました。

日本にっぽん将棋しょうぎ連盟れんめいによりますと、中学生ちゅうがくせいでプロ入いりを決きめた棋士きしは藤井ふじい六ろく段だんの前まえに４よん人にんいますが、Ｃし-級きゅう２に組くみの「全勝ぜんしょう・１いち期き抜ぬけ」を果はたした人ひとはいません。

現役げんえきを引退いんたいした加藤かとう一いち二に三さん九きゅう段だんは１いち期きで抜ぬけたものの１いち敗はいを喫きっし、谷川たにがわ浩司こうじ九きゅう段だんと羽生はぶ善治よしはる二に冠かんは２に期き、渡辺わたなべ明あきら棋王きおうは３さん期きかかったということです。