また、右ひざへの自打球については「投げている間はそんなに痛みはなかったが、外野の守備についた時の方が痛みを多少感じた」と話し、ツーベースヒット2本を打ったバッティングは「ほぼ満点だったと思う」と振り返りました。
大谷選手は11日、相手の本拠地アリゾナ州フェニックスで行われたダイヤモンドバックス戦に2番・ピッチャーで先発出場しました。
投打の同時出場は今シーズン6回目となります。
ピッチャーとして今シーズン3勝目を目指す大谷選手は、得意のスプリットで1回に2者連続三振、2回にも三振1つを奪って上々の立ち上がりを見せましたが、1点リードした3回にバッターとしてツーアウト一塁の場面で第2打席に入った際、2球目の速球を打ち損じて自打球が右ひざ付近に直撃するアクシデントがありました。
大谷選手は痛みをこらえながらその打席の6球目で変化球をとらえて右中間へタイムリーとなるツーベースヒットを打ちました。
さらに、続くバッターのタイムリーヒットでみずからもホームを踏み、チームはこの回、3点を奪いました。
そのウラのピッチングでは、コントロールが乱れてフォアボールを出すなどツーアウト二塁三塁のピンチを招きましたが、後続のバッターに対して、この日、最速となる160.2キロの速球を投げたあと、最後は、158.5キロの速球で空振りの三振を奪ってしのぎました。
4回もワンアウト二塁三塁から2者連続の三振で切り抜けるなど力強いピッチングを見せました。
このあと3点リードの5回は、みずからのボークなどで2点を失いましたが、3対2とリードを守り6回からは、ライトの守備にまわりました。
大谷選手は、5回までに86球を投げて打たれたヒットが5本、三振8つを奪い、2失点でした。
大谷選手がライトの守りに入った6回に4対4の同点に追いつかれたため勝ち投手の権利はなくなり3勝目は持ち越しとなりました。
大谷選手は、このあと7回、ノーアウト一塁の第4打席で初球の変化球を振り抜き右中間へこの試合2本目となるツーベースヒットを打ちました。
大谷選手は、7回ウラの守りにはつかずこの試合4打数2安打1打点で打率を2割6分7厘としています。
試合はエンジェルスが延長10回に1点を勝ち越し6対5で勝ちました。