ことし
最後の
取り引きとなった30
日の
東京株式市場、
日経平均株価の
終値は、
去年の
年末と
比べて3700
円余り値上がりし、
年末の
株価としては1989
年以来、31
年ぶりの
高値となりました。▽
日経平均株価、30
日の
終値は29
日より123
円98
銭安い2
万7444
円17
銭。
▽東証株価指数=トピックスは14.50下がって、1804.68。
▽1日の出来高は8億7819万株でした。
ことしの株式市場は、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大を受けて景気の先行きへの懸念が急速に高まり、日経平均株価は3月中旬に1万6000円台まで下落しました。
しかしその後、日銀やアメリカのFRB=連邦準備制度理事会などによる大規模な金融緩和や各国政府の経済対策の下支えもあって、厳しさが続く実体経済とかい離する形で株価の上昇が進みました。
その結果、日経平均株価のことしの終値は、去年の年末と比べて3787円55銭、率にして16%上昇し、年末の株価としては1989年以来、31年ぶりの高い水準で取り引きを終えました。
市場関係者は「29日の日経平均株価の値上がりを受けて、利益を確保しようとする投資家の売り注文が優勢だった。今後は、アメリカの経済対策に盛り込まれた現金給付を増額する法案の行方が注目されている」と話しています。