島根大の大学院生が、宍道湖や中海で「厄介者」扱いされているアカエイの活用策を編み出し、ブランド化に乗りだしました。今月13日、フライにしたアカエイの身を挟んだ「エイバーガー」を試験販売したところ、好評を得ました。今後は、本格的な事業展開を目指します。
13日朝、松江市野原町の「道の駅本庄」です。ブース前には、午前10時の販売開始前から、口コミやSNSで「アカエイを使ったグルメを食べられるらしい」と知った人の列ができました。
目当ては「エイバーガー」です。午前中の販売用に準備した100食は1時間ほどで売り切れ、味わった人たちからは、「白身魚より歯ごたえがあっておいしい」といった声があがりました。
アカエイは汽水域などに生息するエイの一種です。尾に毒針があり危険な上、値段が安いため、漁師は、網にかかると逃がすか、自分たちで食べるかしており、ほとんど流通していません。