米アーカンソー州でがん治療に携わる医師が、元患者らの未払いの治療費総額65万ドル(約6755万円)以上を帳消しにする出来事がありました。
同州パインブラフで30年近くがんの治療院を営むオマール・アティク医師は、地域でともに暮らす人々が病気になった時の治療費の心配をしなくてはならない現状に対し、かねてある種の疑念を抱いていたと明かします。
パキスタンからの移民で4人の子どもを持つアティク医師は、昨年のクリスマスに合わせて、患者らの未払いの治療費を帳消しにすることを決めました。すべての患者にホリデーシーズンのカードを送り、その中で自分を信頼してくれたことへの感謝と、治療費の支払いの免除を伝えました。