アメリカのポンペオ国務長官は11日、キューバが2019年のコロンビアの爆弾テロに絡み、ハバナに滞在していた左翼の武装組織の幹部の引き渡しを拒否したことなどを理由にテロ支援国家に指定すると発表しました。独裁体制のベネズエラのマドゥロ政権を支援したとも指摘しています。
これによって経済支援が制限され、武器輸出が禁止されます。
キューバは1982年にテロ支援国家に指定されましたが、2015年に関係改善を目指すオバマ政権により解除されていました。
これまでキューバに厳しい姿勢を示してきたトランプ政権が、政権交代が9日後に迫るなか、さらに強硬な政策に踏み切った形で、次のバイデン政権による政策転換に圧力を掛ける狙いがあるとみられます。