世界は「おぞましい未来」へと向かいつつあり、各国の首脳が困難に立ち向かって緊急に行動しなければ、気候変動の加速や生物多様性の喪失によって地球上の全ての種の存続が脅かされます。国際研究グループが13日、そんな未来予測を学術誌に発表しました。
この予測は、米カリフォルニア大学ロサンゼルス校やオーストラリアのフリンダース大学などの著名研究者17人がまとめました。地球の未来は「一般に認識されているよりずっと差し迫った危険な状態にある」と述べ、世界の状況の深刻さをはっきりさせるための評価を行ったと説明しています。
研究グループは世界の気候変動をテーマにした150あまりの研究を引用し、地球の状態について世界の指導者は目を覚ます必要があると指摘します。地球環境は市民や科学者が信じているより「はるかに危険な」状態にあるとしました。