ラスベガスにある「トランプ・インターナショナル・ホテル」で1日、玄関前に停車したテスラ製の車が爆発・炎上し、車の中にいた1人が死亡、7人がけがをした事件で、現地当局は2日、記者会見を開いて捜査の進展について説明しました。
それによりますと、車の中に残されていたパスポートなどから乗っていたのはコロラド州在住でアメリカ陸軍の特殊作戦部隊に所属する37歳の現役の兵士とみられるということです。
また、事件に使われた車には花火やキャンプ用の燃料などが積まれていたほか、2丁の銃もみつかり、兵士は爆発の前に自らの頭部を撃ったとみられることも明らかにされました。
動機は現時点で明らかになっておらず、捜査当局はテロ事件の可能性も視野に知人への聞き取りや兵士が所有するコンピューターの分析などを進めるとしています。
一方、1日にはアメリカ南部の都市ニューオーリンズで、車が突っ込み多くの死傷者が出る事件が起きています。
バイデン大統領は2日、「何らかのつながりがないか捜査を続けているが、現時点においては、つながりを示す証拠はみつかっていないと説明を受けた」と述べたうえで引き続き捜査を徹底するよう指示したことを明らかにしました。