男子ゴルフのアメリカツアーの開幕戦は、ハワイ州で59人が出場して行われ、昨シーズンはツアー2勝を挙げ、パリオリンピックでは銅メダルを獲得した松山選手は、最終ラウンド、2位に1打差の単独首位からスタートしました。
前半の3番・パー4では、持ち味の精度の高いショットで、100ヤード余りの第2打を直接カップに沈めてイーグルを奪うと、7番では第2打を右に曲げてボギーをたたきましたが、続く8番と9番を連続バーディーとしました。
さらに後半の11番・パー3でもおよそ9メートルのロングパットを沈めてバーディーとしたほか、16番・パー4では第2打をピンそばに寄せてバーディーを取るなど、ショット、パットともにさえました。
松山選手はこの日、イーグル1つ、バーディー7つ、ボギー1つで、スコアを8つ伸ばして通算35アンダーとし、通算32アンダーだったアメリカのコリン・モリカワ選手とのスコアの伸ばし合いを制して開幕戦で優勝を果たしました。
松山選手はアメリカツアー通算11勝目です。
また今回マークした72ホールでの通算35アンダーは、2022年のこの大会でキャメロン・スミス選手が記録した通算34アンダーを抜き、1983年以降のアメリカツアーの最少スコアを更新する新記録となりました。