米紙ワシントン・ポストの風刺漫画家で、優れた報道に贈られる米ピュリツァー賞の受賞経験を持つアン・テルナエス氏が3日、同紙から辞職したことを明らかにしました。
同氏はワシントン・ポストのオーナー、ジェフ・ベゾス氏がトランプ次期大統領の前にひざまずく風刺漫画を描きましたが、同紙に掲載を拒否されました。
メルマガ配信サービス「サブスタック」を通して辞職を発表し、「私がだれに対して、何に対してペンを向けるかどいう選択を理由に、作品を没にされたことはこれまで一度もなかった」と強調しました。
風刺漫画には、ベゾス氏とメタのマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)、オープンAIのサム・アルトマンCEOがひざまずき、トランプ氏の像に現金の袋を差し出す場面が描かれました。その隣には米紙ロサンゼルス・タイムズのオーナー、パトリック・スンシオン氏や、ミッキーマウスがひれ伏す姿もありました。