パレスチナ 国連こくれん機関きかんトップが即時そくじ停戦ていせん訴うったえる 7日にちも死傷ししょう者しゃ多数たすう

国連こくれん機関きかんのトップは「これ以上いじょう、誰だれも我慢がまんできない」などとSNSに投稿とうこうし、即時そくじ停戦ていせんを訴うったえました。

ガザ地区ちくでは地域ちいきと時間じかんを限定げんていし、戦闘せんとうを一時いちじ休止きゅうししたうえで国連こくれん機関きかんによるポリオのワクチン接種せっしゅが行おこなわれていますが、地元じもとのメディアによりますと、イスラエル軍ぐんは7日にちもガザ地区ちくの各地かくちで攻撃こうげきを行おこない、30人にん以上いじょうが死亡しぼうしたということです。

また、医療いりょう関係かんけい者しゃの話はなしとして、南部なんぶでは、幼おさない女の子おんなのこが栄養えいよう失調しっちょうなどのために死亡しぼうしたと伝つたえています。

ガザ地区ちくで戦闘せんとうが始はじまってから7日にちで11か月かげつとなる中なか、地元じもとの保健ほけん当局とうきょくはイスラエル軍ぐんによる攻撃こうげきでこれまでに4万まん939人にんが死亡しぼうしたとしています。

人道じんどう支援しえんにあたるUNRWA＝国連こくれんパレスチナ難民なんみん救済きゅうさい事業じぎょう機関きかんのラザリーニ事務じむ局長きょくちょうは「11か月かげつ。もうたくさんだ。これ以上いじょう、誰だれも我慢がまんできない」などとSNSに投稿とうこうし、危機きき感かんをあらわにするとともに即時そくじ停戦ていせんを改あらためて訴うったえました。

停戦ていせんと人質ひとじちの解放かいほうに向むけて、アメリカは仲介ちゅうかい国こくのエジプトやカタールとともに近ちかく新あらたな提案ていあんを示しめす考かんがえを明あきらかにしていますが、イスラエルのネタニヤフ首相しゅしょうがガザ地区ちくの戦略せんりゃく的てき要衝ようしょうでの軍ぐんの駐留ちゅうりゅうを続つづけると主張しゅちょうしているのに対にたいし、ハマスは完全かんぜんな撤退てったいを求もとめていて、協議きょうぎは難航なんこうしています。

ただ、イスラエル国内こくないでは連日れんじつのように停戦ていせんなどを求もとめるデモが行おこなわれているほか、地元じもとメディアは最新さいしんの世論せろん調査ちょうさの結果けっかとして、人質ひとじち解放かいほうに向むけた合意ごういへの取り組とりくみが重要じゅうようと答こたえた人ひとが60％と、戦略せんりゃく的てき要衝ようしょうでの駐留ちゅうりゅうのほうが重要じゅうようと答こたえた人ひとの2倍ばい以上いじょうに上のぼったと伝つたえていて、ネタニヤフ首相しゅしょうの今後こんごの対応たいおうが注目ちゅうもくされます。