ＰｗＣの英国部門えいこくぶもん、「オフィス復帰ふっき」の確認かくにんに位置情報利用いちじょうほうりよう　来年らいねん１月がつから

国際会計事務所こくさいかいけいじむしょのプライスウォーターハウスクーパース（ＰｗＣ）が来年らいねんから、英国えいこくで働はたらく従業員じゅうぎょういんに対たいし、どこで働はたらいているのか位置いちデータの追跡ついせきを開始かいしすることがわかった。現在げんざいの在宅勤務ざいたくきんむの文化ぶんかを元もとに戻もどすのが狙ねらい。

ＰｗＣの英国部門えいこくぶもんの従業員じゅうぎょういんはこのほど、経営陣けいえいじんから新あらたな指針ししんが来年らいねん１月がつ１日ついたちから実施じっしされると通達つうたつを受うけた。

英国えいこくの従業員じゅうぎょういん２万まん６０００人にんに宛あてられたメモは、今回こんかいの措置そちについて「本人ほんにんが直接協業ちょくせつきょうぎょうするアプローチ」を正式せいしきなものとするためと説明せつめいしている。

従業員じゅうぎょういんは１週間しゅうかんあたり少すくなくとも３日みっか（もしくは勤務時間きんむじかんの６０％）をオフィスや顧客こきゃくと過すごさなければならなくなる。これまでの指針ししんでは、１週間しゅうかんあたり２日ふつかから３日みっかの間あいだだったが、メモによれば、この指針ししんが全般的ぜんぱんてきに順守じゅんしゅされることはなかった。

メモは「我われわれ々のビジネスは強力きょうりょくな関係かんけいをもとに成長せいちょうする。ほとんどの場合ばあい、対面たいめんでのほうがより簡単かんたんに構築こうちくし、維持いじすることができる。物理的ぶつりてきに一緒いっしょにいることで顧客こきゃくに差別化さべつかされた体験たいけんを提供ていきょうし、我わが社しゃの成功せいこうの鍵かぎとなる前向まえむきな学習がくしゅうとコーチング環境かんきょうを作つくり出だすことができる」としている。

ＰｗＣは今回こんかいの動うごきについて、ハイブリッドな勤務きんむへの取とり組くみを調整ちょうせいし、対面たいめんでの勤務きんむをより重視じゅうしすることを目的もくてきとしている。

ＰｗＣによれば、多おおくの職員しょくいんはすでに顧客こきゃくやチームと直接会ちょくせつあう時間じかんを増ふやしているものの、そのほかの職員しょくいんについては新あたらしい勤務きんむパターンになれるまでに時間じかんがかかる可能性かのうせいがある。

ＰｗＣによれば、こうしたことを念頭ねんとうに、課金対象かきんたいしょうとなる時間じかんなど他ほかのデータと同様どうように来年らいねん１月がつから個人こじんの勤務場所きんむばしょのデータを月つきごとに共有きょうゆうする。これによって新あらたな指針ししんが業務全体ぎょうむぜんたいに公平こうへいかつ一貫いっかんして適用てきようされるようになるとしている。