来月から
半年の
間、
政府が
輸入した
小麦を
製粉業者などに
売り渡す価格について、
農林水産省は
前の
半年間より1.8%
引き下げると
発表しました。
小麦の
国際価格の
下落が
主な
要因で、
引き下げは3
期連続です。
日本で消費される小麦の8割以上は輸入でまかなわれているため、政府は安定的な確保につなげようと、一括して輸入したうえで製粉業者などに売り渡しています。
売り渡し価格は半年ごとに見直されていて、農林水産省は11日、来月から来年3月末までの半年間の価格について、主要な5つの銘柄の平均で1トン当たり6万6610円にすると発表しました。
前の半年間に比べると1.8%の引き下げで、引き下げは3期連続です。
その主な要因は小麦の国際価格の下落で、主要な生産国のアメリカで豊作だったことなどから国際価格はこれまでで最も高かった2年前の3分の1程度の水準まで値下がりしています。
今回の価格の見直しによるパンなど小麦が原材料の食品への影響について農林水産省は「売り渡し価格の引き下げは小幅なため、商品価格への影響は限定的だとみられる」としています。