戦闘の休止から2日目となる25日も新たな人質の解放に向けた調整が進められていて、このまま合意の履行が着実に進むのかが焦点です。
イスラエルとハマスの仲介にあたってきたカタールの外務省は、4日間の戦闘休止の期間に入った24日、ガザ地区でハマスに拘束されていた人質のうち、イスラエル人13人のほかタイ人などを含むあわせて24人の人質が解放され、ICRC=赤十字国際委員会に引き渡されたことを確認したと発表しました。
イスラエル人13人は、ハマスが合意に基づき段階的に解放するとしていた50人の人質の第1陣ということで、このうち8人を受け入れた病院はいずれも「体調は良好だ」とした上で、詳しい健康状態の確認を進めるとしています。
一方、カタール外務省によりますと、合意を受けてイスラエルの刑務所に収容されていたパレスチナ人の子どもや女性39人も釈放されたということです。
また、ガザ地区の人道状況の改善に向け、OCHA=国連人道問題調整事務所は、24日、支援物資を載せた137台のトラックがガザ地区に入ったと発表しました。
双方による衝突が始まった先月7日以降、最大規模だとしています。
こうした中、イスラエル軍は25日にハマス側が解放を予定している人質のリストを受け取ったことを明らかにしました。
イスラエルの有力メディアによりますと、イスラエル側はこのリストをもとに釈放するパレスチナ人の囚人のリストをハマス側に送るということです。
ハマスが人質を解放する時間については、現地時間の午後4時、日本時間の午後11時前になる可能性があると伝えていて、4日間の戦闘休止の期間のうち2日目となる25日もこのまま合意の履行が着実に進むのかが焦点です。