「ブラックフライデー」の販売はんばい、店舗てんぽでもオンラインでも好調こうちょう　米べい

米国べいこくで、感謝祭翌日かんしゃさいよくじつの「ブラックフライデー」にあたる２４日にじゅうよっかの販売はんばいが実店舗じつてんぽでもオンラインでも好調こうちょうだったことがわかった。

米べいマスターカードのスペンディングパルスのデータによれば、店舗てんぽとオンラインの小売売上高こうりうりあげだか（インフレ調整前ちょうせいまえ）はいずれも前年比ぜんねんひで増加ぞうかした。アパレルや宝飾品ほうしょくひん、飲食店いんしょくてんの分野ぶんやで売うり上あげが大おおきく伸のびたという。店舗てんぽでの売うり上あげが１％余あまり増加ぞうかした一方いっぽう、電子商取引でんししょうとりひきは８．５％増ぞうで、売うり上あげの伸のびをけん引ひした。

店舗てんぽの客きゃくの流ながれを追跡ついせきしているセンサーマティック・ソリューションズによれば、来店客らいてんきゃくが前年比ぜんねんひで４．６％増加ぞうかした。客きゃくの出足であしが今年ことしに入はいって平均へいきん２．４％の減少げんしょうを見みせている小売業こうりぎょうにとっては状況じょうきょうの改善かいぜんを示しめしているという。

センサーマティックの小売こうりのコンサルティングや分析ぶんせきのトップ、グラント・グスタフソン氏しによれば、来店客らいてんきゃくの増加ぞうかを予想よそうしていたものの、同社どうしゃの予想よそうを上回うわまわったという。グスタフソン氏しは、消費者しょうひしゃが実店舗じつてんぽでの買かい物ものに再ふたたび喜よろこびを見みいだし、それを大切たいせつな人ひととの共有体験きょうゆうたいけんととらえているとの見方みかたを示しめし、小売業こうりぎょうが、買かい物ものの体験たいけんの合理化ごうりかや満足まんぞくいく経験けいけんを提供ていきょうするための取とり組くみを行いっていたことの証しょうしだと述のべた。

オンラインでの買かい物ものを追跡ついせきしているアドビ・アナリティクスによれば、今回こんかいのブラックフライデーの売うり上あげは過去最高かこさいこうの９８億おくドル（約やく１兆ちょう４６００億円おくえん）。テレビやスマートフォン、音響機器おんきょうききなどの電子機器でんしききに対たいする需要じゅようが販売はんばいをけん引いんし、前年比ぜんねんひで７．５％の増加ぞうかとなった。