米有力誌スポーツ・イラストレイテッドのウェブサイトに、虚偽の記者名と人工知能(AI)で生成された顔写真付きの記事が掲載されていたことが発覚し、同誌は27日、記事数本を削除したことを明らかにしました。
米メディア「フューチャリズム」の報道によると、スポーツ・イラストレイテッドには繰り返し、同誌のウェブサイト以外では見つからない記者の名で記事が掲載されていました。全ての記事にAIで生成された顔写真が添えられており、フューチャリズムが調べた結果、AIで生成された顔写真の取引サイトで売り出されているのが見つかりました。
フューチャリズムがこの問題を報じる間に、スポーツ・イラストレイテッドの記者とされた一部の人物が同誌のウェブサイトから消滅しました。記事は別の記者の名で掲載され始めましたが、その記者もやはりオンライン上には存在しないと思われ、顔写真も取引サイトで販売されていました。