和歌山県橋本市出身の筒香選手は、地元の子どもたちのため総工費およそ2億円を投じて本格的な球場の建設を進め、ことし8月に完成しました。
球場には、大リーグ・エンジェルスのホーム球場で使用されている芝と同じ種類の天然芝が全面に敷かれ、サブグラウンドのほか、室内練習場なども完備されています。
2日は、帰国した筒香選手も出席して完成記念の式典が開かれ、球場を利用する地元の少年野球チームの子どもたちやその保護者を前に、「子どもたちの将来を第1に考え、責任を持って世界で活躍できるような人材を育てていきたいです」とあいさつしました。
続いて、筒香選手はスーツ姿のまま始球式を行い、式典の最後には、子どもたちを前に「野球がうまくなるためには、まわりの選手をよく観察しながら練習してほしい」とアドバイスを送りました。
参加した小学3年生の男の子は「筒香選手のようにフルスイングをして、たくさんのホームラン打てる選手になりたいです」と話していました。
式典のあと筒香選手は「野球選手になることがすべてではないと思っています。みずから考えて、行動に移せる人材を送り出していきたいです」と話していました。