일본어 뉴스: 吉野ヶ里遺跡 “謎のエリア”から国内最古級とみられる遺物

吉野よしのヶ里さと遺跡いせき “謎なぞのエリア”から国内こくない最古さいこ級きゅうとみられる遺物いぶつ

Dec 5, 2023 07:12

Furigana

佐賀さが県けんの吉野よしのヶ里さと遺跡いせきで、弥生やよい時代じだい中期ちゅうきの青銅せいどう器きの製造せいぞうに使つかわれた鋳型いがたなど国内こくない最古さいこ級きゅうとみられる3点てんの遺物いぶつが見みつかりました。

佐賀さが県けんの吉野よしのヶ里さと遺跡いせきでは去年きょねんから、これまで手付てつかずだった、いわゆる「謎なぞのエリア」の発掘はっくつ調査ちょうさが行おこなわれ、ことし春はる、弥生やよい時代じだい後期こうきの有力ゆうりょく者しゃのものとみられる石いしの墓はか、石棺せっかん墓ぼが出土しゅつどしました。

県けんは4日にちに、記者きしゃ会見かいけんで、このエリアから、ことし9月つきから10月つきにかけて、いずれも青銅せいどう器きの製造せいぞうに関連かんれんするとみられる

▽剣けんと矛ほこの鋳造ちゅうぞうに使つかわれる石いしの鋳型いがた

▽剣けんを鋳造ちゅうぞうする石いしの鋳型いがた

それに、

▽高温こうおんで溶とかした青銅せいどうを一時いちじ的てきに入いれておく土器どきの、

3点てんが新あらたに見みつかったことを明あきらかにしました。

いずれも弥生やよい時代じだい中期ちゅうきのもので、国内こくないでは最古さいこ級きゅうとみられるということです。

このうち剣けんと矛ほこの鋳造ちゅうぞうに使つかわれた鋳型いがたは、当時とうじ、青銅せいどう器き鋳造ちゅうぞうの先進地せんしんちだった朝鮮ちょうせん半島はんとうで鋳型いがたに使つかわれていた「蛇紋じゃもん岩いわ」でできていて、この材質ざいしつの鋳型いがたが吉野よしのヶ里さと遺跡いせきで発見はっけんされたのは初はじめてです。

佐賀さが県けん文化財ぶんかざい保護ほご・活用かつよう室しつの白木原しらきはら宜むべ室長しつちょうは「『謎なぞのエリア』にふさわしく、いろいろなものが出でてきた。吉野よしのヶ里さと遺跡いせきが、当時とうじの最先端さいせんたん技術ぎじゅつである青銅せいどう鋳造ちゅうぞう技術ぎじゅつを取り入とりいれていたことが改あらためて認識にんしきされた」と話はなしていました。