ドイツで武装クーデターを起こして国家を転覆させようとしたとして、極右関係者ら25人が身柄を拘束されました。
ドイツメディアによりますと、ドイツの捜査当局は7日、対テロ作戦として130カ所を捜索し、25人の身柄を拘束しました。
国家機関を襲撃して現在の政府を転覆させ、新たな政府を樹立しようとした疑いがあります。
主犯格の1人は「ハインリヒ13世」と呼ばれる貴族出身の71歳の人物だとみられています。
24人がドイツ人、1人がロシア人で、元空挺部隊の隊員や極右政党の元議員で裁判官の女も含まれているということです。
このグループはドイツが「ディープ・ステート(闇の政府)」に支配されているという陰謀論を信じ、打倒のための軍事部門を設立していたとの情報もあります。