アメリカの
先月の
消費者物価指数が
発表され、
前の
年の
同じ月と
比べて7.1%の
上昇となりました。
上昇率は5
か月連続で
前の
月を
下回りました。
アメリカ労働省が13日に発表した先月の消費者物価指数は前の年の同じ月と比べて7.1%の上昇となりました。
7.3%を見込んでいた市場予想を下回りました。上昇率が前の月を下回るのは5か月連続です。
また、変動の大きい食品やエネルギーを除いた物価指数も前の年の同じ月と比べて6%の上昇となり、上昇率は前の月より0.3ポイント縮小しました。
アメリカではエネルギー価格の上昇に加えて、深刻な人手不足を背景に人件費の増加分を物価に転嫁する動きが広がり幅広い分野で記録的なインフレが続いてきました。
中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会は13日から2日間、金融政策を決める会合を開きます。
これまで4回連続で0.75%という異例の利上げを行ってきましたがパウエル議長は今回の会合で利上げ幅の縮小を示唆しています。
NY市場で円高が加速
消費者物価指数の
発表を
受けて13
日のニューヨーク
外国為替市場ではFRB=
連邦準備制度理事会が
利上げのペースを
緩めるとの
見方が
強まり、ドルを
売って
円を
買う動きが
強まりました。
統計の発表前1ドル=137円台前半だった円相場は一時、1ドル=134円台後半まで2円以上円高が加速しました。