北海に面したドイツ北西部の港町ウィルヘルムスハーフェンで17日、ドイツで初となるLNGの受け入れ基地が完成し、ショルツ首相も出席して落成式典が行われました。
ドイツは、ウクライナ侵攻が始まった今年2月まで天然ガスの輸入の55%をロシアに依存していました。
しかし、ドイツに天然ガスを送るパイプラインの「ノルドストリーム」が8月末に停止して以降、供給は再開しておらずドイツはロシア産天然ガスに代わるエネルギーインフラの構築を急いでいました。
ドイツは来年の冬までにさらに5つのLNGの受け入れ基地を完成させる予定で、すべて稼働すると国内のガス需要のおよそ3分の1をまかなえるということです。