健康状態が悪化していたローマ・カトリック教会の名誉教皇ベネディクト16世が31日、死去しました。95歳でした。ローマ教皇庁(バチカン)が明らかにしました。
ベネディクト16世はローマ教皇として約600年ぶりに生前退位しました。
チカンの報道責任者は「名誉教皇ベネディクト16世がきょう9時34分、バチカンのマーテル・エクレジエ修道院で亡くなったことを悲しみと共にお知らせする」と述べました。
フランシスコ教皇は28日、ベネディクト16世が「重病」だと明かし、信者に祈りを呼び掛けていました。