山形県鶴岡市西目で先月31日の未明、住宅や空き家などの裏山が崩れて、およそ10棟の建物が倒壊し、現場の住宅に住んでいる80代の夫と70代の妻の安否が分からなくなっています。
2日、夫婦の住宅よりふもと側の場所で男女2人が土砂に埋もれた状態で見つかり、警察が死亡を確認しましたが、身元は特定できていません。
警察は安否が分からなくなっている夫婦とみて、DNA鑑定を進めるとともに、3日も特定につながる手がかりがないか捜索しています。
倒壊した住宅の屋根や柱などが散乱しているなか、10人余りの警察官が亡くなった2人が見つかった場所を中心にスコップで土砂を取り除きながら身に着けていたものなどを探していました。
現場では雪が降り続いていて、鶴岡市は再び土砂崩れが起きるおそれがないか職員を派遣して確認することにしています。