日本の製薬大手「エーザイ」などが開発したアルツハイマー病の新たな治療薬がアメリカで承認されました。日本での承認申請も検討されています。
アメリカのFDA=食品医薬品局は6日、エーザイとアメリカの医薬品大手「バイオジェン」が共同開発したアルツハイマー病の治療薬「レカネマブ」に対して、迅速承認と呼ばれる特例的な承認を行いました。
「レカネマブ」は最終段階の治験で、症状の悪化を27%遅らせる効果が確認されたと学会で発表されていて、今回の承認へとつながりました。
日本やヨーロッパでも承認申請が検討されています。
エーザイなどは2021年に、「アデュカヌマブ」というアルツハイマー病治療薬の承認をアメリカで受けましたが、価格が高いことや有効性への疑問などから普及していませんでした。