また、病院では去年11月以降、コロナに感染した70代から90代の9人が死亡していますが、コロナの感染をきっかけに基礎疾患を悪化させて亡くなるケースが多く、人工呼吸器や心臓マッサージなどの延命治療を希望しないケースもあるということです。
宮崎医師は「感染者の数が増えればそれだけ死亡者も増えるので、とにかく感染者を減らす取り組みをしていくかない」と話しています。
東京 北区の東京北医療センターは新型コロナの専用病床を31床確保して、中等症の患者を中心に積極的に受け入れています。
コロナに感染した患者の受け入れは先月初めごろから増え始め、13日の時点では全体の9割に当たる29床の病床が埋まっているほか、小児科や産婦人科の病床でもコロナに感染した患者を受け入れているということです。
第7波では都や保健所からの要請で受け入れた患者が多かったのに対し、第8波では、別の病気で入院した患者が、その後の検査で感染が判明するケースなどが増えているということです。
こうした中、職員の感染も増え、内科や小児科など一般の診療科で20人から30人ほどが相次いで感染し、人手不足で入院患者の受け入れを制限せざるをえなくなっているということです。
また、救急の受け入れ要請も通常の5倍程度と大幅に増えていて、多くが発熱したり、陽性が確認されたりした患者だということですが、病床が埋まっているため受け入れを断らざるをえない状態が続いています。
また、病院では去年11月以降、コロナに感染した70代から90代の9人が死亡していますが、コロナの感染をきっかけに基礎疾患を悪化させて亡くなるケースが多く、人工呼吸器や心臓マッサージなどの延命治療を希望しないケースもあるということです。
宮崎医師は「感染者の数が増えればそれだけ死亡者も増えるので、とにかく感染者を減らす取り組みをしていくかない」と話しています。