中国の
人権活動家で、
当局に1
年余り拘束されていた
元弁護士の
唐 吉田氏は、みずからが14
日に
解放されたことを
明らかにしました。
唐氏は、
留学先の
日本で
病気になった
娘に
会うため、
拘束される
前から
日本への
渡航を
希望してきましたが、
当局は「
国家の
安全」を
理由に
出国を
認めていません。
中国で著名な人権活動家として知られる唐 吉田氏は、弁護士として、当局による強制的な立ち退きで土地や家を奪われた市民などを支援していましたが、政府への批判もいとわない姿勢が問題視され、2010年に弁護士の資格を剥奪されました。
さらに唐氏は、おととし12月から1年余りにわたって拘束されていましたが、みずからが14日に解放されたことを、支援者を通じて明らかにしました。
唐氏の娘の正※キさんは、留学先の日本でおととし4月に髄膜炎になり意識不明の状態が続いていて、唐氏は、娘に会うため、拘束される前から日本への渡航を希望してきましたが、当局は「国家の安全」を理由に出国を認めていません。
唐氏は、支援者に向けたメッセージの中で「違法な拘束だった」と訴えるとともに「最も重要なことは、娘のために治療法を探すことだ」としています。
一方当局は、唐氏の拘束や解放について、一切明らかにしていません。
※キは「王」へんに「其」