日本新聞: 自衛隊統合幕僚長「影響分析しなければ」アショア配備計画停止

自衛隊じえいたい統合とうごう幕僚ばくりょう長ちょう「影響えいきょう分析ぶんせきしなければ」アショア配備はいび計画けいかく停止ていし

Jun 18, 2020 18:06

Furigana

地上ちじょう配備はいび型がたの迎撃げいげきミサイルシステム「イージス・アショア」の配備はいび計画けいかくの停止ていしについて、自衛隊じえいたいトップの山崎やまざき幸二こうじ統合とうごう幕僚ばくりょう長ちょうは弾道だんどうミサイル防衛ぼうえいへの影響えいきょうを分析ぶんせきし、今後こんご、体制たいせいを検討けんとうしていく考かんがえを示しめしました。山崎やまざき統合とうごう幕僚ばくりょう長ちょうは18日にちの記者きしゃ会見かいけんで「北朝鮮きたちょうせんのたび重かさなる弾道だんどうミサイル発射はっしゃをふまえて、ミサイル防空ぼうくう能力のうりょくの向上こうじょうが必要ひつようだと運用うんよう上じょうの要望ようぼうを出だしてきた」と述のべました。

そのうえで、イージス・アショアの配備はいび計画けいかくの停止ていしについて、「しっかりと影響えいきょう分析ぶんせきをしなければいけない。国家こっか安全あんぜん保障ほしょう会議かいぎでの検討けんとうをふまえて、運用うんようをつさかどる立場たちばで検討けんとうしていきたい」と述のべ、今後こんご、弾道だんどうミサイル防衛ぼうえいの体制たいせいを検討けんとうしていく考かんがえを示しめしました。

またイージス・アショアの運用うんようを担当たんとうする陸上りくじょう自衛隊じえいたいトップの湯浅ゆあさ悟さとる郎ろう陸上りくじょう幕僚ばくりょう長ちょうは18日にちの記者きしゃ会見かいけんで、河野こうの防衛ぼうえい大臣だいじんが配備はいび計画けいかくを停止ていしする考かんがえを表明ひょうめいすることを知しったのは、当日とうじつの朝あさだったことを明あきらかにしました。

そして「予算よさんを投入とうにゅうした計画けいかくが変更へんこうされ仮かりに予算よさんの一部いちぶがむだというか、期待きたいしていたものの導入どうにゅうを断念だんねんするようなオプションになれば申し訳もうしわけないが、いまわれわれがやれることは、弾道だんどうミサイルから国民こくみんを守まもるため防衛ぼうえい省しょうを挙あげて検討けんとうしていくことだ」と述のべました。