スウェーデンのストックホルム国際平和研究所(SIPRI)は19日までに、欧州諸国による2018~22年における兵器輸入が13~17年と比べ47%急増したと報告しました。
半面、世界規模では5.1%落ち込んでいました。ただ、昨年2月24日にロシアの侵攻を受けたウクライナによる買い付けは過去5年の間、世界の取引量の2%を占めるまでになり、3番目に多い輸入国となりました。
地域別で見た場合、アフリカは40%減、アメリカ大陸は21%減、アジアとオセアニアがそれぞれ7.5%減で中東は8.8%減を記録。一方で、東アジアや地政学的な緊張が高まる地域の一部諸国では激増した。
兵器輸出での世界シェアは米国が33%から40%に拡大し、ロシアは22%から16%に低下した。