学生がくせいたちがボランティアで、卒業そつぎょう生せいからいらなくなった家電かでんや家具かぐを集あつめて新入生しんにゅうせいに譲ゆずろうという取り組とりくみです。

ことしは物価ぶっか高だかの影響えいきょうで新あらたな生活せいかつを始はじめるための費用ひようもこれまでよりも多おおくなるとみられ、新入生しんにゅうせいのニーズも例年れいねん以上いじょうに高たかいとみています。

また、ことしすでに値上ねあげされたり値上ねあげが予定よていされたりしている食品しょくひんや飲料いんりょうは、再さい値上ねあげや価格かかくを変かえずに内容ないよう量りょうを減へらす「実質じっしつ値上ねあげ」を含ふくめて累計るいけいで1万まん5813品目ひんもくとなり、値上ねあげのペースは去年きょねんより加速かそくしています。

信用しんよう調査ちょうさ会社かいしゃでは、コスト増加ぞうか分ぶんを価格かかくに十分じゅうぶん転嫁てんかできていない企業きぎょうが多おおく当面とうめんは値上ねあげの動うごきは続つづくため、家計かけいの負担ふたんはさらに増ふえると分析ぶんせきしています。

政府せいふによる負担ふたん軽減けいげん策さくで電気でんき代だいの上昇じょうしょうが抑おさえられたことなどで上昇じょうしょう率りつは1年ねん1か月かげつぶりに鈍化どんかしました。

しかし、食料しょくりょう品ひんの相次あいつぐ値上ねあげで「生鮮せいせん食品しょくひんを除のぞく食料しょくりょう」は7.8％上昇じょうしょうしていて上昇じょうしょう率りつは1976年ねん7月つき以来いらい46年ねん7か月かげつぶりの高たかい水準すいじゅんが続つづいています。

下さげ幅はばは、消費しょうひ税率ぜいりつが5％から8％に引き上ひきあげられた直後ちょくごの2014年ねん5月つき以来いらい8年ねん8か月かげつぶりの大おおきさです。

ことしの春闘しゅんとうは物価ぶっかの上昇じょうしょうに見合みあう賃上ちんあげが大おおきな焦点しょうてんとなり、大手おおて企業きぎょうを中心ちゅうしんに労働ろうどう組合くみあいの要求ようきゅうどおりの満額まんがく回答かいとうが相次あいつぎ、賃上ちんあげに向むけた機運きうんは例年れいねん以上いじょうに高たかくなっています。

ただ、民間みんかんシンクタンク各社かくしゃは賃金ちんぎんの伸のびが物価ぶっかの上昇じょうしょうを上回うわまわるのは難むずかしく、当面とうめんは実質じっしつ賃金ちんぎんがマイナスの状況じょうきょうが続つづくと分析ぶんせきしています。

知り合しりあいなどに食料しょくりょう品ひんや生活せいかつ用品ようひんの共同きょうどう購入こうにゅうを呼よびかけ安やすい価格かかくで購入こうにゅうできる「シェア買かい」と呼よばれるサービスの利用りようが増ふえています。

都内とないで開ひらかれた、節約せつやくをテーマにしたイベントが都内とないで開ひらかれ主婦しゅふなどおよそ40人にんが参加さんかしました。

「シェア買かい」と呼よばれるサービスを提供ていきょうする企業きぎょうのブースには参加さんか者しゃがかわるがわる訪おとずれ、節約せつやくにつながる仕組しくみについて説明せつめいを受うけていました。

商品しょうひんの情報じょうほうが共同きょうどう購入こうにゅうの呼よびかけで広ひろがるため、アプリに商品しょうひんを出品しゅっぴんする企業きぎょうが宣伝せんでん費用ひようをかけなくなる分ぶん、安やすく提供ていきょうできる仕組しくみだということです。

定価ていかよりも10％ほど安やすく購入こうにゅうできるケースが多おおいということです。

会社かいしゃによりますと物価ぶっか高だかで節約せつやく意識いしきが高たかまっていることを背景はいけいにサービスの利用りようが増ふえていて、先月せんげつまでのアプリのダウンロード数すうは138万まん人にんと、この1年ねんで2倍ばい以上いじょうになったということです。