花咲ガニは北海道東部の太平洋沿岸でとれるカニで、浜中町では27日に今シーズンの漁が解禁されました。
港には29日午前、早朝から漁に出ていた漁船が次々と戻り、カゴに入った花咲ガニを水揚げしていきました。
花咲ガニは、ゆでたり蒸したりして熱を加えると鮮やかな赤色になり、独特の濃厚な味で知られています。
29日午前の入札では1トン余りの花咲ガニが取り引きされ、甲羅が9センチ以上の大きなものには1キロ当たりおよそ1500円から1700円と、去年より1割ほど高い値段がつきました。
浜中漁協・花咲かにかご漁業部会の中下義基さんは「花咲ガニはここでしか食べられないので、たくさん浜中町に食べに来てください」と話していました。
花咲ガニの漁は北海道東部の沿岸でこれから順次解禁され、ことし9月まで行われる予定です。