これは氷河の近くで暮らす人々の気候変動による災害リスクを調査している北大の杉山慎教授らが2016年に北極圏のグリーンランドで撮影しました。
北海道大学低温科学研究所・杉山慎教授:「今後100年経つと北極域では2度、3度、4度、そういったレベルで気温が上がると予測される。これまでよりも3倍、4倍といったレベルで川の流量が増えるだろう」
杉山教授らは気温の上昇で氷河が急激に解けるだけでなく、ほとんど降らなかった雨が集中豪雨となるなど洪水が起きやすくなっていると発表しました。
研究データは現地にも提供されていて、道路や橋の補強工事などの対策が始まっているということです。