2020年はわれわれの活動レベルが抑制された1年だったことは間違います。ズームを使った会議、ネットフリックスの見過ぎ、仮想カクテルアワーのせいで座っている時間が増えたというのが、もたらされた多くの人にとっての現実です。また、座っている時間が長いとさまざまな健康上のリスクを招くことが多くの研究結果で示されています。しかし、朗報もあります。長時間座っていても、1日わずか11分間体を動かすだけで寿命を延ばせることが最近の研究で明らかになったのです。
ノルウェースポーツ医学校の科学者らは、活動モニターを使用して、運動している時間と座っている時間が寿命に及ぼす影響を調べました。その結果、1日35分間運動をした人が、統計的に寿命が最も延びました。しかし、早足に相当する適度な運動をわずか11分間行うだけでも顕著なプラス効果があり、さらに運動時間が35分間と11分間のどちらでも、座っている時間にかかわらず、プラス効果が見られました。