中国当局は価格の高騰で電力不足の一因となっている石炭について、先月の輸入量が去年の同じ時期に比べて70%以上増えたと発表しました。
中国税関が13日に発表した統計によりますと、先月の石炭の輸入量は3288万トンで去年の同じ月から76%増加しました。
現在、中国では石炭の高騰などが原因で各地で電力不足が深刻になっています。
当局は節電を呼び掛けていますが、国家エネルギー局によりますと、先月の電力消費量は去年の同じ時期と比べて6.8%増加しました。
中国政府は石炭の輸入の拡大と国内での増産を指示する一方、石炭火力発電で作られた電気の料金引き上げを認める方針を発表しています。