新型コロナウイルスの
影響から
世界経済が
回復に
向かう中で、
原油の
先物価格が
一段と値上がりし、
国際的な
指標と
なるWTIの
先物価格が
一時1バレル85ドルを
超えておよそ7
年ぶりの
高値を
更新しました。
原油価格は、世界的な経済活動の再開で需要が高まる一方、コロナ禍でいったん減少した生産量がまだ回復していないことなどから、値上がり傾向が続いています。
25日も、欧米の取り引き時間に入ってからじりじりと買い注文が増え、ニューヨークの原油市場では、国際的な指標となるWTIの先物価格が一時1バレル85ドルを超え、2014年10月以来、およそ7年ぶりの高値を更新しました。
市場関係者は「原油の需要は今後も高まっていくと予測する投資家が多い。一方で、OPECなどの産油国は生産量を増やすことには慎重な姿勢で、原油価格の上昇傾向は当面続くという見方が多い」と話しています。