Japanese News: 患者の検体や薬などロボットで運ぶ実証実験藤田医大病院愛知

患者かんじゃの検体けんたいや薬くすりなどロボットで運はこぶ実証じっしょう実験じっけん藤田ふじた医大いだい病院びょういん愛知あいち

Oct 26, 2021 17:10

Furigana

愛知あいち県けん豊明とよあけ市しにある藤田ふじた医科いか大学だいがく病院びょういんは、新型しんがたコロナウイルスで増ふえた医療いりょう従事じゅうじ者しゃの負担ふたんを減へらそうと、患者かんじゃの検体けんたいや薬くすりなどをロボットで運はこぶ実証じっしょう実験じっけんを始はじめています。

藤田ふじた医科いか大学だいがく病院びょういんは、ロボットやITシステムを活用かつようすることで、医療いりょう従事じゅうじ者しゃの負担ふたんを減へらしながら感染かんせん防止ぼうし対策たいさくも進すすめようと、川崎かわさき重じゅう工業こうぎょうと共同きょうどうで、自律じりつ走行そうこうができるロボットを使つかった実証じっしょう実験じっけんを今月こんげつ23日にちから始はじめました。

ロボットは家庭かてい用ようの洗濯せんたく機きほどの大おおきさで、複数ふくすうのセンサーが搭載とうさいされています。

人ひとが近ちかづいた場合ばあいには自動じどうで避さけたり停止ていししたりするほか、手動しゅどうで停止ていしできる緊急きんきゅうボタンも備そなわっていて、実験じっけんでは検査けんさに出だす患者かんじゃの検体けんたいをスムーズに運はこぶことができるかどうかを確認かくにんしています。

藤田ふじた医科いか大学だいがく病院びょういんでは、来年らいねん1月つきからはアーム付つきのロボットを使つかった実証じっしょう実験じっけんも行おこなうことにしていて、エレベーターで違ちがう階かいに移動いどうしながら、検体けんたいや薬くすり、食事しょくじを運はこんだり、患者かんじゃを誘導ゆうどうしたりするなどさまざまな場面ばめんでロボットが活用かつようできないか検証けんしょうすることにしています。

藤田ふじた医科いか大学だいがく病院びょういんの白木しらき良一りょういち病院びょういん長ちょうは「人ひとの手ての温あたたかみを大事だいじにしながら、ロボットを活用かつようして、新あたらしい病院びょういんの機能きのうを開拓かいたくしていきたい」と話はなしています。