アメリカの俳優、アレック・ボールドウィンさんが映画の撮影中に誤って実弾を発射し2人が死傷した事故で、銃を準備したのは経験の浅いスタッフだったことが分かりました。
亡くなった撮影監督のハリナ・ハッチンスさん(42)の追悼式が24日、ロサンゼルス近郊で開かれ、数百人が参加しました。
実弾が込められていた小道具の銃は、武器担当の責任者、ハンナ・リードさん(24)が準備していましたが、映画にかかわるのは今回が2回目で、撮影用の銃を扱う経験が浅かったことが新たに分かりました。
リードさんは元モデルで、前回の映画撮影時には11歳の子役へ安全を確認せずに銃を手渡し、撮影を一時、ストップさせていました。
ハッチンスさんの隣にいた同僚は「原因はプロを雇わなかったこと。24歳で専門家なんてありえない」と厳しく非難しています。