米SNS大手フェイスブック(FB)のザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は25日、膨大な量の内部文書に基づくFBへの批判記事がこのところメディアで取りざたされている問題について直接コメントしました。四半期の決算報告の冒頭で述べました。
ザッカーバーグ氏は「誠実な批判は当社の改善の助けになるが、私見では現在みられるのは組織的な取り組みによる流出文書の選択的な利用に思える。当社の誤ったイメージを刷り込むのが目的だ」「現実を言えば当社には開かれた文化があり、業務についての議論や調査を奨励している。それが多くの複雑な問題に対する進展につながる。そうした問題を抱えているのは当社だけではないが」と述べました。
今回の件はFBの17年の歴史上最大の危機ともとらえられています。発端は同社のプロダクトマネジャーを務めていた元従業員のフランシス・ハウゲン氏が数万ページに上る内部文書を流出させ、米紙ウォールストリート・ジャーナルがこれを報じたことでした。