歯周病は、歯ぐきに細菌が入って歯ぐきや歯を支える骨が溶ける病気です。
東京医科歯科大学などのグループが、東京の江東区で見つかった江戸時代の終わりごろの人の骨を詳しく調べました。
5人はあごの骨が溶けている所があって、歯周病になっていたことがわかりました。そして、歯石のDNAから24種類の細菌が見つかりました。しかし、今の歯周病の原因になっている細菌は見つかりませんでした。調べたグループは、江戸時代の人の口の中が今とは違って、ほかの細菌で歯周病になったと考えています。
グループの人は「歯周病の原因になる細菌がどのように変わってきたのか調べて、病気を治すために役に立てたいです」と話しています。