3
年前の
西日本豪雨で
大きな被害を
受けた
真備町川辺地区の
住民の
有志は、
災害の
記憶を
後世に
伝えようと
寄付を
募って
地区の
公民館の
前に
石碑を
建てました。
住民などおよそ30人が集まって除幕式が行われ、犠牲者に黙とうをささげたあと、発起人の中西正彦さんが「災害から得られた教訓を風化させず、災害に強いまちづくりをしていきたい」とあいさつしました。
石碑は高さ50センチ、幅1メートル50センチほどの大きさで、正面に「平成30年7月豪雨災害の碑」と記されています。
石碑の
そばに
設置された
看板には、
被害の
状況が
記され
地区で6
人が
亡くなったことや、
地区に
ある1734
世帯の
ほぼすべての
住宅が
浸水の
被害を
受けたこと、
浸水が
最大で
高さ4.3
メートルに
達したこと
などが
細かく
記録されています。
中西さんは「実際に体験したことを子どもたちや孫たちに引き継ぎ、記憶を風化させないことが大切だと思う。この石碑を地域で団結して守っていきたい」と話していました。