裁判で
教諭は
起訴された
内容を
認め、
検察は
罰金100
万円を
求刑した
一方、
被害者の
男性は「
罪に
向き合ってほしい」として
禁錮以上の
実刑を
望んでいました。
判決で東京地方裁判所の鏡味薫裁判官は「飛び込みの危険性を十分に認識していたにもかかわらず、デッキブラシを差し出す危険で不適切な指導を行い、教諭としての過失は相当に重い。被害者に回復の見込みのないけがを負わせた結果は重大だ」と指摘しました。
そして「停職6か月の処分など社会的制裁を受けている」などとして、教諭に求刑どおり罰金100万円を言い渡しました。
この事故のあと、東京都教育委員会はすべての都立高校で水泳の授業中の飛び込みを禁止したほか、日本水泳連盟も指導者向けのガイドラインを公表するなど対策が強化されました。