今年8月、小笠原諸島の海の中で火山が噴火しました。噴火で出た軽石が、沖縄県や東京都の伊豆諸島などの海岸に流れてきています。このため、魚をとる船などが海に出ることが難しくなっています。
23日、茨城県神栖市で海岸を調べていた専門家が、軽石を20個ぐらい見つけました。専門家は、この軽石について「色や形などが、沖縄県などに流れてきた軽石と似ています。噴火で出た軽石の可能性が高いです」と話しています。そして「軽石は少ないので、今は大きな問題はありません」と言っています。
千葉県でも今までに館山市や勝浦市などで軽石が少し見つかっています。23日には南房総市でも40個ぐらい見つかりました。千葉県は、軽石がどこに流れているか、研究所が調べたデータを船に知らせて、気をつけるように言っています。