JR東海は新幹線の座席の清掃に使う、いわゆる「魔法のホウキ」を撤廃し、サーモグラフィで座席が濡れているかどうか判断できるシステムに切り替えると発表しました。
これまで東海道新幹線などの清掃には、座席の濡れを感知するとブザーが鳴る「魔法のホウキ」が使われてきました。
しかし、座席を掃くためにかがみ込む必要があり、作業の負担になっていたことから、撤廃することになりました。
代わりの新しいシステムは、サーモグラフィカメラで座席を撮影すると、スマートフォンの画面と音声で濡れている箇所が通知される仕組みで、直立したまま一列の半分についてまとめて確認できるということです。
1つの列車あたり2席程度の濡れが確認されるということで、JR東海は新しいシステムで「スタッフの習熟度にかかわらず、迅速かつ正確な点検が可能になる」としています。