火災のあったビルはJR
北新地駅の
南側にあり、
交通量の
多い道路に
面しています。
鉄筋コンクリート造り、地上8階建ての雑居ビルで、昭和45年に建てられました。
管理する会社によりますとテナントが入っているのは6階までで、現在は5つのテナントが入居しているということです。
火が出た4階には心療内科のクリニックが入っていて、1階には衣料品店が入っているほか、英会話スクールやエステサロンなどが入居しています。
火災が起きたビルのテナントを管理する会社の50代の男性は「ビルの前を通りかかったら火が出ていて、連絡先を知っているテナントと家主に連絡をとった。家主は4階のクリニックの院長と連絡がつかないと言っていた」と話していました。
4階には「働く人の西梅田こころとからだのクリニック」が入っています。
クリニックのホームページによりますと、専門は心療内科と精神科などで、平成27年の10月に開院したとしています。
フロアの見取り図は
登記簿の
記載によりますと、
火災が
起きた
大阪市北区に
ある繁華街のビルは、51
年前の
昭和45
年に
建てられた8
階建ての
鉄骨鉄筋コンクリート造りです。
火災のあったビルの見取り図によりますと、フロアあたりの広さはおよそ93平方メートルで、1フロアにテナントが1つ入居しています。
フロアは東西にのびる長方形で、出入口となっている西側にエレベーターが1基設置されています。
また、エレベーターホールの北側の扉を出ると奥行きが2メートルほどの階段があります。
患者「とても狭い場所だと感じた」
患者のひとりは「
初めてクリニックを
訪れた
際はとても
狭い
場所だと
感じた。
多くの
人で
混雑していた
場合、
多数の
逃げ遅れた
方がいるという
状況も
想像できる」と
話しています。
患者 「リワークプログラムの日は多くの人」
クリニックの
患者の
男性によりますと
エレベーターを4
階で
降りると
受け付けがあり、
その先には
いすが
並べられていて
患者の
待合室として
使われていたということです。
受け付けの奥には検査を行う部屋があり、さらにその奥に「リワークプログラム」と呼ばれる職場に復帰するためのリハビリを行う部屋があったということです。
そして、一番奥には医師が診察を行う部屋があったということです。
男性によりますと「リワークプログラム」が行われる日は多くの人が訪れるということです。
クリニックのホームページによりますと17日、金曜日の午前中には「リワークプログラム」が予定されていました。
また、男性は、クリニックには通常、医師と看護師、受け付けに2人、検査を担当する人など2人の合わせて6人ほどのスタッフがいたと話しています。
男性は「17日は用事があったので行かなかった。自分が17日に訪れていたかもしれず、自分が火災に遭遇していたかと思うと怖いです」と話していました。
専門家 「煙が一気に広がりやすいことが原因か」
建物の
火災に
詳しい、
神戸大学都市安全研究センターの
北後明彦教授は
今回の
火災で
多くの
人が
亡くなったことについて「
建物が
小さく
避難経路が1つの
階段しかないことや、1つのフロアが
大きな1
部屋になっているので
煙が
一気に
広がりやすいことが
原因と
考えられる」としたうえで2つの
方向に
避難路がなかったことが
大きく
影響したのではないかとと
指摘しています。
その上で、「建築基準法では建物の小ささや用途で規制が緩和されていて、今回火災があったビルでは、階段が1つでも、法律上は問題がないと思われる。しかし、その逃げ道から火が来た場合、どうしようもなくなる。これまでいろいろな建物火災を分析してきたが、この緩和について大きな課題があり、見直しが必要だと考えている。管理会社や使用者なども建築基準法を守れば必ずしも安全というわけではなく、2つの方向に避難ができるよう考える必要がある」と話していました。
大阪市消防局 「消防法上の不備なし」
大阪市消防局によりますと、
火事のあった
ビルについて
おととしの3
月19
日に4
年に1
度の
定期的な
立ち入り検査を
実施しましたが、ビルの
設備に
消防法上の
不備はなかったということです。
その後、去年の9月25日にも消防が委託した消防振興協会が立ち入り検査を実施しましたが、ここでも不備はなかったということです。
出火当時の状況は
隣の
ビルに
ある不動産会社で
働く男性「1階の会社にいたら火事だという大きな声が聞こえ外に出ると隣のビルから火が上がっていました。燃えているときに『ドン』という爆発音のような大きな音が数回聞こえ、消防の人から現場近くから離れるように指示されました」
当時ビルの
近くにいて
火災を
目撃した
女性「すごい煙のあとビルの4階で『助けて』という女性の声が聞こえた。においがすごかった」
道路を
挟んで
向かいに
ある建物にいた
女性「火災が起きた階には窓が4つありますが、北側にある窓から真っ赤な火があがり、すぐに黒い煙が出て建物の中が見えなくなりました。駆けつけた消防が1つ上の階から救助活動をしていました。とても怖かったです」
救助を目撃した人
大阪・
北区の
繁華街のビルの
火事で、
酒店を
経営している40
代の
男性は、
酒の
配達で
午前11
時10
分ごろ
付近を
通りかかりました。
火はおさまっていたということですが、ビルの外には腕や足に水ぶくれができ、ぐったりした様子で横たわっている人が複数いたいうことです。
男性
「現場周辺には消防車が数十台くらい救急車も10台以上止まっていた。ブルーシートに覆われた状態で人が何人も運ばれていて、いままで経験したことがないような状況だった。現場周辺はサラリーマンなど人通りが多いところで、大きな火事が起きたことに驚いている」
近くで働いている20代の女性
「火が勢いよく上がっていて地面にガラスが散らばっていた。火が出ている階からは女性が身を乗り出して助けを求め、消防に救助されていた」
東北 北陸など22日にかけ大雨おそれ 台風由来の低気圧で荒天も
前線や低気圧の影響で、東北や新潟県、北陸では22日にかけて大雨になるおそれがあり、気象庁は土砂災害や川の氾濫、低い土地の浸水に警戒を呼びかけています。22日には台風から変わる低気圧が通過するため西日本も含む広い範囲で荒れた天気になるおそれがあり、連休中は、最新の気象情報に注意してください。
Source: NHK
Sep 20, 2024 18:09
地価調査 上昇率上位は沖縄 北海道 熊本 全国的に上昇基調
全国の土地の価格を調べた「都道府県地価調査」が公表され、全国平均の地価は去年に比べてプラス1.4%と3年連続で上昇しました。大都市圏だけでなく地方の都市や観光地なども含めて全国的に上昇基調が強まっています。地価の上昇率の上位を移住者に人気の沖縄県のほか、半導体工場の建設が進む北海道や熊本県の地点が多く占めています。
Source: NHK
Sep 17, 2024 18:09
群馬 3人死亡事故 過失運転致死傷の罪 遺族ら“納得できない”
ことし5月、群馬県伊勢崎市でトラックが乗用車に衝突して家族3人が死亡した事故で、遺族らがNHKなどの取材に応じ、トラックの運転手が過失運転致死傷の罪で起訴されたことについて「到底納得できない」として、より刑が重い危険運転致死傷の罪を適用するよう訴えました。
Source: NHK
Sep 16, 2024 18:09
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