福岡県では、26日に初めて20代の男性がオミクロン株に感染していることが確認されました。
男性に海外への渡航歴はなく、感染経路も不明だということで、県は、市中感染としています。
これを受けて福岡県は、感染者を早期に発見し感染拡大の防止を図るため、26日から無症状でも不安を感じる県民は、希望すれば無料で受けられる検査を県内5か所の検査センターで始めました。
このうち、福岡市博多区の検査センターでは、訪れた人が車に乗ったまま、次々と検査を受けていました。
訪れた60代の男性は「コロナが心配。年末の帰省で県外から親戚が来るので、検査をして安心できればと思いました」と話していました。
9歳の娘の検査に来た40代の女性は「正月に帰省するので、おじいちゃんやおばあちゃんにうつさないために検査を受けたほうが安心です」と話していました。
県は、マスクの着用など基本的な感染対策の徹底を呼びかけるとともに、今後、無料の検査を薬局などでも受けられるよう、順次拡大していくことにしています。