具体的には、人道上の配慮が必要な場合などを除いて、世界のすべての国や地域からの外国人の新規入国を原則、停止しました。
また、オミクロン株の感染が確認された国や地域から帰国した日本人などは入国後、滞在先の感染状況に応じて3日間から10日間、検疫所が指定する宿泊施設にとどめる措置をとってきました。
厚生労働省などによりますと、こうした措置の対象は29日現在でおよそ60の国と地域に広がっています。
▽オミクロン株が最初に確認された南アフリカやジンバブエ、アンゴラなど、アフリカの11か国は10日間、▽イギリス、イタリア、韓国など14の国と地域は6日間、▽アメリカの大半の州、カナダ、ロシアなど38の国と地域は3日間となっています。
さらに、検疫で確認された感染者の濃厚接触者についても、14日間、自治体が確保した宿泊施設などに待機するよう求めています。
こうした中で、水際での感染確認や濃厚接触者が増え続け、施設が確保しにくくなっていることなどもあり、濃厚接触者の定義が見直されました。
これまでは感染者と同じ飛行機に乗っていた「乗客全員」でしたが28日から「感染者と同じ列と、前後2列の乗客など」となりました。
これは従来の新型コロナのウイルスと同様の対応です。