今回のミサイルについて、
軍事アナリストで、
東京大学先端科学技術研究センターの
小泉悠特任助教は、
去年9
月に
発射された
極超音速ミサイル「
火星8
型」とは
別の
種類で、
去年10
月にピョンヤンで
開かれた「
国防発展展覧会」で
展示されていた
新型ミサイルの
可能性が
高いと
指摘しました。
このミサイルは、さまざまな弾道ミサイルとともに並んでいたもので、形状や塗装が、6日に公開された写真のミサイルと同一であるように見えます。
小泉特任助教は「9月のミサイルは200キロ余りしか飛んでいないため、エンジンがきちんと動かなかった可能性があるが、今回は設定どおりに飛んでいて、落ちていくときにコースを変えて着弾するところまで行ったのだろう」と述べ、技術が向上しているという見方を示しました。
そのうえで「北朝鮮はいま、簡単には撃ち落とせないミサイルを遠くまで飛ばそうという、新たな段階に入っているとみられる」と述べ、今後も発射実験が繰り返される可能性があるとしています。
さらに、日本の対応については「北朝鮮が新型ミサイルを次々と発射しているのは懸念すべきことで、いまある防衛システムをアップグレードしていくことが重要だ」と強調しました。